システム・ダイナミックスに関連する講座の紹介
400ページのPower Point 教材のダウンロード

 

毎年開催されているシステム・ダイナミックス学会(国際会議)では、Ph.D.Colloquiumの人気が高く、各国から多くの学生や若い研究者が集まりますが、日本からの参加者は皆無 に近い状態が続いています。これは、日本でシステム・ダイナミックスが活用されていない状況を示すあらわれだろうと思っています。

 

私は、システム・ダイナミックスが実用的方法なら、ビジネスでも大いに使うべきだし、実用的でなく役立たないのなら、使おうと努力する必要は全くないと考えています。 ただ、欧米をはじめ諸外国でビジネスに活用されているシステム・ダイナミックスの実用性と有効性を評価する必要はあると思っています。


システム・ダイナミックスは考える力を補強できるメソドロジだけに、皆さんにその実用性と有効性を知ってもらい、ご自分の業務への活用性を、ご自分で評価していただきたいと願っています。システム・ダイナミックスの有効性を評価するには、システム・ダイナミックスがどのように活用できるかを知る必要があります。

 

そのために、ご覧いただいています弊社のホームページでは、システム・ダイナミックスに関する情報を多く公開してきました。今回このページで、 ビジネス領域でシステム・ダイナミックスが多く活用されているサプライチェーン(SC)を対象として取り上げている大学院の講座を紹介します。 この400ページのパワーポイント教材が、システム・ダイナミックスの実用性と有効性をご理解いただくうえで、何らかのお役に立てれば大変嬉しく思います。

 

大学あるいは企業の管理者の方がご覧になり、これに類する講義、演習、講演などのご希望がありましたら以下の連絡先をクリックしてお知らせ下さい。
期待されいている目的に合わせた内容について相談させていただきます。


以下では、6回分の講義で使用する教材をご自由にダウンロード(PDF形式)していただけます。
なお、この講義で使用していますビジネス・モデルは、講義・演習・講演のご依頼をいただいた皆様にはご提供することもできます。

【 紹介する講座の名称など 】
科目名   :”ビジネス・シミュレーション”
開講時間 :3時間/回 x 6回
対象学生 :経営大学院
連絡先   :ここをクリックしてください。

講義概要 :
本講座では、アントレプレナーとは起業を志す者だけではなく、企業に勤める者であっても、新しい物事に対して創造意欲に燃え、リスクを引き受けて果敢に挑む姿勢を持ち、進取の気勢に富んで行動を起こす者を含めて考えています。そのような者には、自分の頭で考えて、考えて、考え続ける力が不可欠であり、システム・ダイナミックスに基づくモデリングとシミュレーションは、その考える力を補強するためのメソドロジです。

さて、モデリングは実世界を仮説に基づいてコンピュータ上に表現することであり、シミュレーションは、そのモデルに条件を与えて時間経過に伴うさまざまな現象を予測することです。本講座では、前半の3回分で、システム・ダイナミックスそのものと、モデリング&シミュレーション・ツールの基礎を学習し、 動的なビジネスの世界を視覚化することの意義を理解します。

後半の3回分では、いかなるビジネスにおいても何らかの形で含まれているサプライチェーンを学習の対象として取り上げ、その各種のビジネス・プロセス・モデルを使って、ビジネスの評価や出現する可能性の高い問題を回避するための代替案の作成など について学習します。すなわち、システム・ダイナミックス・モデルを使った仮想経営により、動的なビジネスの挙動を目の当たりにして擬似体験的に ビジネスを学習します。

以下に6回分の概要を示します。それぞれの区分で、PDF形式の教材を自由にダウンロードしていただけます。

第1回目
標題 :ビジネス・シミュレーションとは?
概要 :@シミュレーション、モデルなどの全体像を認識
          Aモデル・ベースト経営を理解
演習モデル :東京ディズニーランドの次期戦略
教材のダウンロード1 :ここをクリックしてください。

第2回目
標題 :システムズ・シンキング
概要 :@システム・アプローチの概要把握
          Aシステムズ・シンキングのツール操作を習得
演習モデル :東京のタクシーの減少(2008年11月22日日経新聞)
教材のダウンロード2 :ここをクリックしてください。

第3回目
標題 :システム・ダイナミックス
概要 :@システム・ダイナミックスの基礎を学習
          Aシステム・ダイナミックスのツール操作を習得
演習モデル :@複利計算
                   A卸販売モデル(感度分析)
教材のダウンロード3 :ここをクリックしてください。

第4回目
標題 :遅れとサプライチェーンの原理
概要 :@サプライチェーンの全体像を認識
          A遅れの基礎を学習
演習モデル :@卸販売モデル(最適化とリスク分析)
                   A遅れの機能モデル
教材のダウンロード4 :ここをクリックしてください。

第5回目
標題 :ビジネスにおける遅れの影響(振動)
概要 :@振動とその原因の理解
          A縮小均衡とその脱却方法を体験的に学習
演習モデル :気弱な商人の縮小均衡からの脱却
教材のダウンロード5 :ここをクリックしてください。

第6回目
標題 :サプライチェーンと在庫理論
概要 :@サプライチェーンの制御方法の理解
          A在庫理論の体験的な学習
演習モデル :@定量発注方式
                   A定期発注方式
教材のダウンロード6 :ここをクリックしてください。