SI事業におけるモデリングとシミュレーション
−SDとUMLによるアナリシスとシンセシス−

Modeling and Simulation in System Integration Business

  明神 知  オージス総研  Myojin_Satoru@ogis-ri.co.jp

要旨:
SI
事業では情報システムの設計ツールとしてUMLが国際標準として定着してきている。しかし情報システムの稼働環境である事業や業務、さらに情報技術に関する制約の分析が十分でないために最適な設計にならない場合がある。これはシンセシスが先行してアナリシスが不十分であるときに発生しやすい。本稿では、このアナリシスにシステムダイナミクス(SD)を活用し、情報システムの稼働環境の制約に関する分析を生かした設計アプローチを考察する。SDモデルとしては、業務とシステムに関する最適化を図るために業務、データ、アプリケーション、テクノロジについての計画を作成すべきであるというエンタープライズ・アーキテクチャ(EA)に倣い、SI事業構造、情報構造、ソフトウェア構造、ハードウェア構造が考えられる。ここではSI事業構造を中心にSDモデルを提案し、UMLによる情報システム設計との連携プロセスについて提案したい。

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